IDL8.6/ENVI5.4からコンカレントライセンス形式を採用
IDL8.5/ENVI5.3まで、ライセンス管理はFlexNetLicensing(Flexlm)を採用しており、利用PC情報に基づいたライセンスファイルをご提供しておりましたが、IDL8.6/ENVI5.4よりFlexera Software社オンライン認証によるコンカレントライセンス
(Concurrent License)形式に変更されました。
1.IDL8.6/ENVI5.4コンカレントライセンスについて
・お客様のご契約内容に応じた16桁の認証コードを提供します。
・IDL8.6/ENVI5.4インストール後、IDL/ENVIと一緒にインストールされるライセンス管理ツールから、インターネット経由で認証コードのアクティベーションを実行するだけでIDL/ENVIが利用可能になります。
2.コンカレントライセンス形式のメリット
(1)ライセンス利用形態をユーザ自身で選択
お客様自身で端末固定型利用(Node Locked)とネットワーク対応型利用(Floating)を選択できます。利用したい環境や運用方法に応じて、端末固定形式とFloating形式をご選択下さい。
(2)OSに依存しないライセンス
ライセンス購入時にOSの指定は不要になりました。入手した認証コードで、Windows/Linux/MacOSの種別を問わず、IDL/ENVIのライセンス認証が可能です。
(3)機種変更申請作業の簡素化
バージョンアップサービス契約期間内であれば、ライセンス管理ツールを利用して、利用PC上の認証コードを無効化してから、別のPC上で有効化作業を行うことにより、IDL/ENVIの利用機種変更をお客様自身で簡単に行って頂けます。ライセンスを移動させる機種のOS種別を問わず、利用PCの変更も何度でも可能です。
ライセンスの認証方法などの詳細は、インストールガイドをご参照下さい。
【IDL8.6/ENVI5.4 ライセンス利用上の注意点】
(1)MacOS対応
IDL8.6/ENVI5.4で、MacOSマシンは、マシン固定形式、もしくはFloating運用のクライアントとしてのみご利用が可能です。ライセンスサーバ機能をMacOS上でご利用頂けません。Floating運用をご希望の場合は、Windows/Linux OS搭載のPCをライセンスサーバとしてご利用下さい。
(2)旧バージョンとのライセンス互換
IDL8.6/ENVI5.4のライセンスは、旧バージョンライセンスと互換が無く、旧バージョンのソフトを起動させることはできません。所有プログラムの関係などで、旧バージョンの起動が必要な場合は、IDL8.6/ENVI5.4にバージョンアップせず、IDL8.5/ENVI5.3のライセンスを継続してご利用下さい。
(3)ライセンス認証作業環境
初回のライセンス認証作業では、インターネット接続環境が必須となります。一度ライセンス認証を行ったPC上では、次回以降IDL/ENVIの起動時にネットワーク接続されている必要はありません。ただし、ライセンスPCの無効化や再認証作業時などは、インターネット接続が必要となります。
(4)ライセンス認証作業を実行できる期間
認証コードを用いたライセンス認証や機種変更時の再認証作業などは、バージョンアップサービス契約期間内のみ実施可能です。契約が終了しているライセンスに関しては、認証作業が一切行えません。ライセンス購入後1年以内にライセンス申請と認証作業を行わなかった場合、該当ライセンスのご利用が出来なくなりますので、早めにライセンス申請と認証作業を実施願います。